会長挨拶

 心地よい風が吹き抜ける立夏の候、皆様におかれましてはますますご壮健のこととお喜び申し上げます。
 今年度手術室に配属された皆様は、新しい職場環境にも少しずつ慣れてこられた頃でしょうか。覚えることの多さに不安や緊張を感じながら日々過ごされている方もいらっしゃると思いますが、日々できることは確実に増えていきます。新たに配属された方々、そして後進の指導にあたられている皆様におかれましても、ご自身の健康に留意されながら、ますますご活躍されることを願っております。
 日本手術看護学会関東甲信越地区では、日本手術看護学会の方針を現場レベルで実践、発展できるよう、本年度も皆様のご意見を反映しながら役員一同取り組んでまいります。
 現在は、6月27日(土)横浜パシフィコアネックスホールで開催予定の「第37回日本手術看護学会関東甲信越地区学会」に向けて、準備を進めております。今回の学会テーマは、「周術期の安全を守る看護師の力 -チーム連携の視点から-」と、いたしました。近年、周術期医療においては。患者安全の確保と医療の質の向上がこれまで以上に強く求められており、重要な課題となっています。看護師は、術前・術中・術後を通して患者の状態変化を的確に捉え、記録や情報共有を通じてチーム医療を支える重要な役割を担っています。さらに、手術室看護師による外来や訪問での術前・術後の関わりは、患者・家族の不安軽減や合併症予防に寄与するとともに、多職種連携を推進し、安全で質の高い周術期管理の実現に貢献しています。本学会が、チーム連携の視点から周術期の安全を支える看護師の専門性と役割を改めて認識し、日々の実践につながる機会となることを期待しております。
 特別講演では、患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋理事長、豊田郁子先生をお迎えし、「患者・家族と医療をつなぐ視点から、周術期の安全において患者が求めること―患者遺族と医療対話推進者の経験から―」をテーマに、ご講演をいただきます。また、シンポジウムでは「看護師が支える周術期の安全 -チーム連携の実践から-」をテーマに、シンポジストの方にご発表いただく予定です。
 研究発表は、口演7題、示説3題、手術看護実践報告・活動報告5題を予定しており、その講評を帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科准教授の河合桃代先生にお願いしております。さらに、認定看護師による「周術期看護-訪問する意味-」のワンポイントレクチャーに加え、認定看護師への質問コーナーも引き続き実施いたします。
 本学会が周術期看護に携わる皆様とともに学び、語り合う有意義な場になることを願っております。ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。
 また、周術期医療は日々進歩し、私たち看護師にも常に最新の知識と技術の習得が求められております。関東甲信越地区では、周術期管理チームポイント対象の麻酔セミナーをはじめ、認定看護師教育セミナー「整形外科手術における特殊体位」など複数の研修を企画しております。詳細はホームページをご確認いただき、ご自身の学びや指導にぜひご活用ください。
 最後になりますが、皆様の益々のご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げます。


2026年5月
日本手術看護学会関東甲信越地区 会長
倉藤晶子(日本医科大学付属病院)







日本手術看護学会 関東甲信越地区
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