病院紹介

川口市立医療センター2015.12 UP

<1.病院紹介>

 当センターは昭和22年に川口駅前に開設された自治体病院であり、平成6年5月に市立公園のグリーンセンター隣に移転し、名称も川口市民病院から川口市立医療センターに変更されました。埼玉県南地域の基幹病院として、高度・特殊医療や救急医療、地域連携を診療の3本柱として担っています。さらに付属診療所を2施設有しています。
 市民・地域が求める医療サービスを提供する事を使命とし、「市民に信頼され、安全で質の高い医療の提供」を理念としています。診療科18科539床を有し、救命救急センター・周産期センター・がん診療連携拠点病院としても機能しており、ヘリポートやドクターカーが整備され、基幹災害医療センターとして県より指定されています。また、日本医療機能評価機構の認定も受けています。
 医療の質・安全向上の取り組みとして、平成20年からクオリティマネジメント室を設置し、医療の質安全にかかる業務を横断的に取り組んでいます。院内ボランティア活動では季節ごとのコンサートを開催し、地域活動では健康相談、マラソン救護や市のお祭りにも参加しています。
 看護部は、患者さまに心のこもった質の高い看護を提供し、看護を通してやりがいを見出し自己成長できる組織作りを目指しています。また、組織の中で主体的に役割を発揮し、常に患者さまの視点で看護できる人材育成に向けて、クリニカルラダーを導入し、院内留学制度や認定看護師による専門講座の開講など、継続教育に力を入れています。現在認定看護師は12名、専門看護師1名が活動しています。さらに、平成27年度より業務の効率化・インシデント・アクシデントの減少・スタッフ教育等を図るために固定チームデイパートナー方式を導入し、取り組んでいます。看護部の福利厚生としては誕生日休暇や自己啓発休暇を取り入れ、モチベーションのアップにつなげています。


<2.手術室の紹介>

 手術室スタッフは麻酔科医師6名(常勤)、看護師28名(周手術期認定看護師1名・パート含む)、看護補助者1名で構成され、中央材料室は委託業者と共に業務を行っています。また、平成26年度より委託業者による手術室内清掃業務や手術準備業務なども行われるようになり、看護師が手術看護に専念できる環境を整えているところです。手術室は8室(バイオクリーンルーム1室含)です。手術科は、外科・消化器外科・胸部外科・整形外科・産婦人科・泌尿器科・眼科・歯科口腔外科・形成外科・脳神経外科・腎臓内科・耳鼻咽喉科で、年間手術件数は約4,900件(平成26年度)です。その内緊急手術は約20%を占めています。新人看護師は毎年2名程度配属され、教育担当とプリセプターを中心にパートナーシップマインドを大切にしながら、1年後には当直業務が実践できるよう指導を行っています。当センターは救命救急センターを有し、休日は手術室スタッフも1次2次の救急外来の応援もしなければならないため、多くの知識・技術が必要となり、習得するまで大変ですが、スタッフ全員で教育・指導に関わるような職場風土作りを目指しています。
 看護師は術前訪問・術後訪問に取り組み、術中の看護問題への振り返りを行うと共に、安全な手術を提供できるよう、医師や麻酔科医師、関連病棟、各認定看護師と協力し問題発生時には速やかにカンファレンスの実施を行うよう努力しています。また、他部署のスタッフへも積極的に手術見学をすすめ、手術や手術看護の理解を深めてもらうと同時に、スタッフのやりがいにつなげています。









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