会長挨拶

 5月も後半になり、初夏の訪れを感じる日も多くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年度、手術室に配属や異動になった皆様におかれましては、手術室の環境や業務に少し慣れてきましたでしょうか。
 さて、関東甲信越地区では、周術期看護に携わる皆様にとって、知識、技術の習得や交流の場として学会を活用して頂けるよう、地区学会、教育セミナー、認定看護師セミナー、手術室管理者のための情報交換会など、実践に活かせる企画を準備し、開催しております。
 昨年、診療科の各論の教育セミナーが好評でしたので、今年度は「新人看護師から指導者看護師まで実践に役立つ 膵臓の手術」「術中の急変時の対応Ⅰ・Ⅱ」「小児の麻酔」などを企画しました。また、周術管理チーム看護師ポイント対象のセミナーとして、認定看護師教育セミナー「フィジカルアセスメント」を継続いたします。教育セミナーも認定看護師教育セミナーもWeb開催ですので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。そして、「手術室看護管理者のための情報交換会」は、4年ぶりに現地開催で復会いたします。第12回のテーマは、「発達障害を持つ看護職員の支援とコミュニケーション」です。ぜひ講義を聴講して、日頃の看護管理の実践にお役立ていただけると幸いです。各セミナー、情報交換会の詳細につきましては、学会ホームページをご確認ください。
 また、日本手術看護学会関東甲信越地区学会は、今年で35回目を迎えます。今回のテーマは、「周術期看護の魅力を発信-キラキラ輝く多様なキャリア形成―」とし、6月15日(土)パシフィコ横浜アネックスホールで開催いたします。
 少子高齢化、人口減少など社会構造の変化が加速する中、医療界では疾病構造の変化とともに、医療の高度化、専門化が進み、看護職においても活躍する場や役割の多様化が進んでいます。手術室看護師においても、高度化、専門化する手術医療に対応し、より質の高い周術期看護を提供していくために、やりがいをもちながら継続して学び続け、キャリア形成をしてくことが必要になってきます。社会の変遷に対応しながら周術期を担う看護師として、輝くためのキャリアはどのように形成されていくのか、手術室看護師を持続的に続けている魅力はどこにあるのかなど、今回の学会を通して自身のキャリアや周術期看護のやりがい、楽しさについて、再確認できる機会になることを役員一同願っております。
 最後になりますが、皆様の益々のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。


2024年5月
日本手術看護学会関東甲信越地区 会長
倉藤晶子(日本医科大学付属病院)







日本手術看護学会 関東甲信越地区
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