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第35回学会 ↓
2024年6月15日(土)パシフィコ横浜アネックスホールにおいて、「第35回日本手術看護学会関東甲信越地区学会」を開催いたしました。
来賓として、神奈川県看護協会会長の長野広敬様、日本手術看護学会理事長のミルズしげ子様にご列席いただきました。
今回の学会テーマは、「周術期看護の魅力を発信―キラキラ輝く多様なキャリア形成―」とし、周術期に関わる看護師として、より質の高い周術期看護を提供するために、やりがいを持ちながら継続して学び続け、キャリア形成していくことが必要となります。今回の学会では、周術期を担う看護師として、自身のキャリアや周術期看護の楽しさについて共有し再確認できる機会となることをねらいとしました。
特別講演では、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)理事長 山本修一先生より、「幸運の女神には前髪しかない―私が眼科医の道を踏み外した訳―」についてご講演を頂きました。今まで歩んできた過程に無駄なことはなく、少し視点を変えてみることやチャレンジしていくこと、そしてチャンスがあれば機を逃さずに取り組むことなど、学びも多く楽しい講演でした。
シンポジウムでは、「私のキャリア形成―手術看護の魅力を伝えたい―」をテーマとし、5名のシンポジストをお招きし発表して頂きました。周術期看護に携わるようになったきっかけや、自身の思いなどについてお話いただき、その後、活発に意見交換を行うことができました。シンポジウムに参加した方それぞれが、明日からの看護に活かすことができるシンポジウムとなりました。
口演3題、示説3題の研究発表と手術看護実践報告・活動報告8題の発表があり、参加人数は849名と、盛会裏に終了することができました。来年も皆様のご参加をお待ちしております。
東海大学医学部付属病院 中央手術室 小笠原大介
今回の学会テーマが「周術期看護の魅力を発信 ―キラキラ輝く多様なキャリア形成―」ということで、当院手術室におけるジェネラリスト育成について発表させて頂きました。
当院では、従来からジェネラリスト育成に向けた手術ローテーションを行っていましたが、2021年度より大幅にローテーション方法を変更し、今回はその効果を検討し発表させて頂きました。経験のないポスター形式の発表で不安もありましたが、発表後には参加者から多数の質問や同様の問題点を抱えている施設の方々からお声がけ頂き、情報交換の場となったことで私自身もとても有意義な学びとなりました。様々な規模の施設の教育方法を詳細に聞くことができたのはポスター形式の発表であったからこそだと感謝しております。
また、シンポジウムでは様々な経験・立場にある看護師がどのようなキャリア形成をしていったのかを聞くことができ、私自身のキャリア形成において非常に学びとなる講演でした。今回の学会を通しての学びを今後の教育システムの構築・研鑽に繋げていきたいと思います。
日本手術看護学会 関東甲信越地区
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