病院紹介

独立行政法人 山梨県立病院機構山梨県立中央病院2015.12 UP

<1.病院の概要>

 山梨県の基幹病院として、各診療分野において高度専門的医療を行うと共に、救急医療、周産期医療、がん医療に力を入れています。
 救急医療では、救急救命センターが核となり、3次救急を担当するのみならず輪番制2次救急にも参加。平成24年4月からドクターヘリの運行が始まり当初の予想よりは運行回数が大幅に増え、年間300名を超える救急患者さんが運ばれてきます。ドクターカーの運用も含め、県下の救急医療の砦となっています。
 総合周産期母子医療センターでは、生まれてくる赤ちゃんが、母体共々健やかに育ってほしいと思う願いを達成すべく、スタッフ一同ハイリスク妊婦の管理や新生児の高度専門医療に、昼夜尽力しています。その成績は全国有数で、山梨県の母子医療は非常に高い水準を維持しています。
 平成18年から都道府県がん診療連携拠点病院に指定され、文字通り県下のがん診療の拠点となっており、平成25年1月に通院がん治療センターが開設され、患者さんの利便性が向上し5月には、ゲノムセンターが開設されこれにより、一部のがん診療では、患者さん一人ひとりに対応した診断、治療が可能になり、より精度の高い診療がされています。


<2.手術室の紹介>

 中央手術室の基本方針
1.安全・安心な高度医療の推進。
2.手術室および集中治療室の効率的かつ円滑な運用。
3.働きがいのある楽しい職場環境の構築。
4.看護師・医師・他職種のチーム連携により円滑な運営が図れ、患者さんに安全な手術が提供できる。

 手術室スタッフは、中央材料室を含め麻酔科医師7名、看護師28名、看護補助者6名(委託業者18名)で構成され、手術室はカテーテル検査室を含む11室で16の診療科の疾患に対応した手術を年間約6,200件行っています。年々手術件数の増加するなか、安全かつ円滑な手術の受け入れを目指し、チーム医療の推進に向けて取り組んでおり、「手術安全チェックリスト」も今年度は全科全症例において導入することができました。今後は、時間の経過とともに儀式化、形骸化しないよう検証を継続的に行うことが課題とされています。また、患者さんが安心して手術に臨めるよう効率的な術前面談・術後訪問の実施に取り組んでいます。対象患者さんの拡大や術後面談の実施などまだまだ課題は山積していますが患者の満足度を満たせる手術室を目指し取り組んでいきたいと思っています。
 手術件数増加に伴う中、常に「手術の質の向上」という考えのもと今後も研究的視点で手術室看護を考え、学会参加などの機会を通して質の向上に努めていきたいと考えています。








日本手術看護学会 関東甲信越地区
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