病院紹介

富岡地域医療事務組合 公立富岡総合病院2015.1 UP

<1.病院の概要>

 公立富岡総合病院は群馬県北西部にあり、今年6月に世界遺産に登録された富岡製糸場のある富岡市内に位置します。
 当院は病院理念を「患者中心の医療」とかかげ、富岡甘楽の医療圏内で唯一の急性期医療を担う総合病院として機能しています。また、緩和ケア病棟を有し地域がん診療連携拠点病院としての役割も担っています。ここ数年病院の改装を行い、今年10月で終了しました。装いも新たに職員一同、役割が遂行できるよう頑張っています。診療科は、内科・心療内科・消化器科・循環器科・小児科・外科・整形外科・脳神経外科・皮膚科・泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科口腔外科・麻酔科・放射線科の計16科です。病床数は333床(H26、11月)です。今年度より地域の方を対象に健康教育として、病院の正面玄関エントランスホールで月に1,2回ナイトスクール(18時から19時)が始まりました。講師は医師や看護師の他、薬剤師・理学療法士・管理栄養士などが行い、テーマも「知っておきたい正しい薬の使い方」や「家庭での感染防止の実施」など多岐にわたり、病院内の様々な部門の職員や地域の皆様が参加し直接コミュニケーションをとる機会を設けています。活発な意見のやりとりが行われており、この機会を楽しみにしている地域の方もいます。


<2.手術室の紹介>

 手術・麻酔部門の基本方針
1. 入室から退室まで、安全・確実・効率的な手術を可能とする。 2. いつでも緊急手術に対応する。
 スタッフは、麻酔科医師3名(常勤)、看護師23名・中央滅菌材料室に看護補助者3名(業務委託)で構成され、手術室は6室(バイオクリーンルーム1室含)です。回復室は2名の患者まで対応できます。手術科は外科・整形外科・泌尿器科・産婦人科・耳鼻咽喉科・皮膚科・眼科・歯科口腔外科・脳神経外科・消化器科です。稀ですが循環器科の利用もあります。年間手術件数は約2800件です。
 安全・確実・効率的な手術に対応するため、医師(麻酔科医師・各科医師)・看護師、術式により検査技師や臨床工学技師と協働し、チーム医療を実践しています。ハイリスク患者の受け入れには、患者の状態や手術手技の確認など術者と担当看護師で事前ミーティングを実施、手術当日にはカンファレンスを行います。また、皮膚排泄ケア認定看護師に情報提供し、体位固定時には一緒に手術室に入ってもらいアドバイスを受けることもあります。術前には担当看護師が病棟訪問し、患者への挨拶と情報収集を実施しています。リラックスの一助として訪問時に好きな音楽を伺い、手術室内で流しています。また、温めた部屋とベッドでお迎えします。患者さんにとっては一生の一大事の経験です。安全はもちろん、安心にも心がけています。特殊な環境だからこそ看護力を発揮させ、「患者中心の看護」を実践しています。


<3.手術看護師教育>

 新人・ローテーション者の教育はプリセプターをはじめ、職場スタッフ全員で指導に係われるようにしています。年間予定を基に、スタッフの成長に合わせ変更しながらステップアップ・スキルアップできるよう指導していきます。専門分野の知識・技術が必要となるため、習得までは大変ですが、それが自信にもつながり成長できています。手術室看護師は周手術期看護の重要な役割を担っていると思います。周手術期看護は外来・病棟・手術室の看護が繋がらないと成り立ちません。そこで昨年より、他部署の看護師にも手術室・手術看護をわかってもらい周手術期としての看護実践ができるように院内留学として研修を実施しています。









日本手術看護学会 関東甲信越地区
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