病院紹介

さいたま市立病院

<病院概要>

 さいたま市立病院は埼玉県さいたま市緑区三室にある医療機関です。沿革は、1953年(昭和28年)に浦和市立伝染病院と浦和市立結核療養所が三室に建設され、その後2病院が合併し、浦和市立北宿病院を経て浦和市立病院となりました。2001年(平成13年)に運営主体の浦和市が大宮市、与野市と合併してさいたま市となったことに伴い、さいたま市立病院となりました。2020年(平成32年)新病院が完成予定です。浦和市によって運営されていた浦和市立病院が前身で、市内唯一の公立病院となっています。
 当院は、現在567床の病床数と22科の診療科をもち、労災保険指定医療機関、結核指定医療機関、救急指定医療機関(二次救急)、地域周産期母子医療センター、がん診療連携拠点病院、災害拠点病院等の役割を担っています。患者さんの権利を尊重した医療を提供することを使命とし、「患者さんに信頼される病院を目指し、質の高い医療を提供し、地域の基幹病院として各医療機関との連携につとめること」を理念としています。看護部では、「看護を必要とする全ての人々を対象に、科学的根拠に基づいた高度な看護実践を通して、患者さんの潜在的治癒力を最大限に引き出し、各人にとって最適な健康状態を生み出すことを努力する」という理念を掲げています。看護職員一人ひとりが心に描く理想の看護を求めて、生き生きと働き続けられるためのサポート体制の充実を図っています。一つはそれぞれに合ったキャリア発達支援です。キャリア開発ラダーを用い、自己評価・他者評価を受けながら確実に臨床実践能力の向上につなげていきます。もう一つは「子育て支援」です。さいたま市は子育て支援都市といわれており、さまざまな取り組みがなされています。育児休暇後の職場復帰セミナーや24時間保育室の完備、ワークライフバランスの相談などがあり、仕事と生活の調和を支援しております。


<手術室の紹介>

 平成30年度手術室は看護師37名、看護補助者1名、麻酔科医師8名、医療クラーク2名で構成されています。手術室には7室と血管連続撮影室が1室あり、13診療科の手術・検査を行っています。平成29年度手術室利用件数は、循環器内科の心臓カテーテル検査・治療676件と周産期母子医療センター手術室での131件の手術を含め、5314件でした。うち全身麻酔の症例は3231件でした。手術室の運営には、外科系診療科の執刀医、麻酔科医、手術室看護師、臨床工学士、ときには病棟看護師などさまざまなスタッフが携わっています。そして、多職種がそれぞれの専門技術を持って協働しています。手術室では、急性期病院の手術室として予定手術だけではなく、緊急手術にも24時間対応できるように一般病棟と同様に二交代勤務としました。今年度は休日も二交代勤務を整えることができました。それを利用して手術室看護師は、術前訪問、術後訪問にも対応しています。さらに患者さんが安心して手術が受けられるように、麻酔科医と協働して手術室での流れや麻酔について説明した「手術オリエンテーション」のDVDを作成し麻酔科診察前に患者さんに視聴していただいています。手術室看護師も同席しており、術前面談を実施しております。現在は、安全にチーム医療を推進できるように「サインアウト」の実施にむけて取り組んでいます。

 









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