＜病院概要＞

　健貢会は福島県郡山市にある脳神経疾患研究所・総合南東北病院が運営するグループ法人です。全国に総合病院や診療所、介護老人保健施設、訪問看護ステーション、通所リハビリテーションなど約60施設を展開しており、グループは創立以来、先端医療の医療機器や技術の導入と医療界をリードする知見の習得に努めてまいりました。首都圏にある千代田区大手町の東京クリニック、新百合ヶ丘総合病院、また福島県南東北がん陽子線治療センターと超高齢社会に対応するため緊密に連携を取ること、そして地域から信頼される中核的医療機関を目指しております。
　当院は、2010年に慈生会病院をリニューアルする形でスタートし2019年4月で開設10年目を迎えました。新宿副都心から電車で10分圏内にあり練馬区・豊島区・新宿区に隣接する位置にあります。病院のすぐ北側には江古田の森公園が広がり、都心部でありながら落ち着いた立地環境に恵まれています。現在451床の病床数と24科の診療科を持ち、この10年「すべては患者さんのために」の院是を胸に職員一丸となって病院運営に携わってまいりました。救急医療、急性期治療と高度専門医療、リハビリテーション機能の拡充を図り、2017年、救急治療センター隣には脳神経センター、心臓血管センターを配置し、脳卒中や循環器病の患者さんに対して迅速で専門的な治療を施せる体制を敷きました。心臓血管センター内にはカテーテル室を3室もち、いつでも循環器内科医につながるハートラインを設け2018年7月より東京都CCUネットワークへの加盟施設としての役割を担っております。また、２病棟の回復期リハビリテーション病棟をもち、365日集中的なリハビリテーションを実施やリハビリ支援ロボットを駆使して効率的なリハビリテーションも実施しております。小児初期救急や病児病後児保育も開始したことで、当院では小児から急性期、回復期、施設介護、在宅介護まで一気通貫した医療サービスの提供を行っております。

＜看護部紹介＞

　看護部理念：「安全で過不足のない看護の提供」

＜手術室の紹介＞

　手術室は8部屋（うち、ハイブリット手術室１室、血管撮影室１室含む）から成り立ち、常勤麻酔科医3名、看護師24名、看護補助者２名で構成されています。診療科は脳神経外科、整形外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、婦人科、泌尿器科、形成外科、眼科、耳鼻科、歯科口腔外科であり、平成30年度の年間手術件数は約3,000件でした。なお、当院での特徴でもある脳神経外科においては、脳腫瘍センター、小児神経脳外科センター、脳血管内治療センター、脊椎脊髄センターが開設されており、高度専門治療を積極的に行っております。その手術件数は総手術件数の3割を占めており年々増加傾向にあります。そうした中で、業務の効率化を図るため手術支援業務の外部委託化や中央材料室を隣接しスムーズに連携できる環境を設けております。そうすることで、看護師が手術看護に専任できる時間が増え、看護実践の質の向上を目指し日々取り組むことができるようになりました。
　また、病棟との継続看護を密に行うため、3年前から他部署研修を行い「お互いの看護を知る」機会を設けております。患者さんからの声を真近で聞くことで、「患者さんにとって最善なことは何か」について考え、患者さんとそして多職種と一緒に感じ、話し合う時間が増えるようになりました。認定看護師1名、周術期管理チーム看護師3名、インターベンションエキスパートナース2名を発掘しており、今後も自身の看護に自信を持ち、成長へつながるよう努力していきます。